Three snakes
先日、お話しした通り→https://haru-no-yuki.theblog.me/posts/9083062/
気恥ずかしくはあるのですが。とある詩の公募の選考にもれたので、発表をしても構わなくなりましたので、詩を掲載します。
20年くらい前に作った詩です。バンドの楽曲として作ったものなので。曲もついていたのですが、それは、まあ、置いといて。
女性性の暗部みたいなものを意識して描きました。女性って、特有の精神の危うさとか、不安定さ、生きづらさが、あると思うのです。まあ、ホルモンバランスとか身体的なものや、また、社会的立場とか外圧的なものもあって。
そういうものを表現したつもり。
添えた絵は、詩に合わせて作ったわけではないですが、テーマが、同じ感じなので。
ほぼ、同時期に作ったのですが、当時、なにか、抱えていたのですかねえ、わたくし。暗黒時代というわけでもなかったですが。基本、ネクラなんですね笑
…Three snakes…
傷口の毛は
山まで伸びて
温められた
空気に触れて
火口の側で
鱗を捨てる
三匹の蛇
プラチナの舌
睨む
噛んで
泣いて
笑う
スリースネイクス
月の荒野を
ジープの影が
揺れて
埋もれて
雨雲呼んだ
女の膝に
横たわるのは
三匹の蛇
冷めたオートミール
触れる愛は
やがて
えぐる
街は遠く
錆びた気配が
波打つ砂に
刻んだ模様
辿れば
白い女と
三匹の蛇
はしゃいで
消えた
乾いた吐息
うつろな瞳
冷たい雨に
砕けて
沈む
スリースネイクス
ホワイトスカル
スリースネイクス
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